博多駅から徒歩8分
からだ想い整体院めぐりの鈴木です。
しっかり寝たはずなのに疲れが抜けない。
特別な運動をしていないのに、体がだるい。
気づくと肩や腰に力が入っている。
こうした状態が続くと、
「体力が落ちたのかな」
「年齢のせいかもしれない」
と感じる方も多いと思います。
ただ、体の反応をもう少し丁寧に見ていくと、
疲れやすさの背景には、
別の要因が隠れていることがあります。
■ 体性感覚とは何をしている感覚なのか

体性感覚とは、
筋肉や関節、皮膚から伝わる感覚のことです。
・今、どこに力が入っているか
・体がどんな姿勢をとっているか
・どのくらい動いているか
こうした情報を、
体の内側から脳へ送り続けています。
体性感覚は、
「体が今どういう状態にあるのか」
を把握するための、大切な材料のひとつです。
■ 体は感覚を組み合わせて状態を判断している
私たちの体は、
体性感覚だけで動いているわけではありません。
・視覚
・前庭覚
・体性感覚
これらの感覚を組み合わせながら、
脳が姿勢や安全性を判断し、
その結果として動作や筋肉の使い方が決まります。

つまり、
体性感覚もまた、
判断材料のひとつとして働いています。
■ 体性感覚が使われにくくなる場面

体性感覚は、
日常の動きの中で自然に使われます。
ところが現代の生活では、
体性感覚が入りにくくなる場面が少なくありません。
たとえば、
・運動量が少なく、同じ姿勢で過ごす時間が長い
・歩いていても地面を感じる意識があまりない
・靴やスリッパの中で足裏の感覚がぼやけている
こうした状態では、
体の内側から得られる情報が少なくなり、
体性感覚は曖昧になりやすくなります。
■ 感覚が統合されにくいと、体はどうなるか
感覚の情報がうまく噛み合わない状態では、
脳は体の状態を正確に判断しにくくなります。
すると体は、
「まだ完全に安心できない」
という判断をしやすくなります。
その結果として、
・筋肉をゆるめにくくなる
・常に力が入った状態を保つ
・動いていない時間でも緊張が続く
といった反応が起こりやすくなります。
■ 「体が硬い」「力が抜けない」と感じる理由
自分では、
「体が硬い」
「緊張しやすい」
「力が抜けない」
と感じている方も多いかもしれません。
ただ、それは性格や気合の問題ではありません。
体が安心して動けるかどうかを判断する材料が少ない中で、
無意識に緊張を保ち続けている結果として、
そう感じている場合があります。
■ 安静時の筋緊張が高い状態とは
本来、体は休んでいるときには、
必要以上の力を抜くことができます。
しかし、
感覚が統合されにくい状態では、
安静にしているつもりでも、
体は「準備状態」を保ち続けます。
この状態が続くと、
エネルギーの消耗が大きくなり、
回復に使われる余力が少なくなります。
その結果として、
・疲れが抜けにくい
・休んでもスッキリしない
・動き出しが重い
といった感覚につながっていきます。
■ 疲れやすさは「弱さ」ではない
疲れやすい状態が続くと、
「自分の体が弱いのでは」
と感じてしまう方もいます。
しかし多くの場合、
それは体がサボっているのでも、
怠けているのでもありません。
体が安全を判断する材料が不足する中で、
無意識に緊張を保ち続けている結果として、
疲れやすさが表に出ている状態と考えることができます。
■ まとめ
疲れやすさや緊張が抜けない状態は、
体力や気合の問題だけで起きているわけではありません。
体がどんな感覚を使って、
姿勢や動きを判断しているのか。
その統合の状態によって、
安静時の緊張や回復のしやすさは大きく変わります。
もし、
「休んでも疲れが抜けない」
「体が硬く、力が抜けない感じがする」
と感じているなら、
体性感覚という視点から、
体の状態を見直してみることも、
ひとつの手がかりになるかもしれません。