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からだ想い整体院めぐりの鈴木です。
肩こりや首こりがなかなか取れない。
デスクワークが続くと頭が重くなる。
ふとした瞬間に、フワッとしためまいを感じる。
こうした症状があると、
「姿勢が悪いのかな」
「首や肩が硬いせいかもしれない」
と考える方が多いと思います。
もちろん、それも間違いではありません。
ただ実際に体をみていくと、
首や肩そのものよりも、
別のところに負担のきっかけが隠れているケースがあります。
そのひとつが、「視覚」です。
■ 視覚は「見る」だけの機能ではない

視覚というと、
「目で物を見る機能」
というイメージが強いかもしれません。
しかし実際には、
視覚はそれ以上の役割を担っています。
体は、視覚・前庭覚・体性感覚といった
複数の感覚情報を組み合わせながら、
自分の位置や姿勢、動きの安定性を判断しています。
これらの情報が脳で統合されることで、
はじめて姿勢の保持や、
動作の安定が保たれます。

この中で視覚は、
体の外側の情報を大きく担う感覚です。
視線の方向や距離、動きの変化は、
体が空間の中でどう立ち、どう動くかを決める
重要な手がかりになります。
つまり視覚は、
姿勢やバランス、筋肉の緊張を調整するための
土台のひとつでもあるのです。
■ 視覚が偏ると、体はどうなるか
現代の生活を振り返ってみてください。
・スマートフォンを長時間見る
・パソコン作業が続く
・視線はほぼ近距離
・目線も頭の位置もあまり動かない
この状態が長く続くと、
視覚から入る情報はとても単調になります。
本来、目は
遠くを見たり、近くを見たり、
左右上下に動いたりしながら、
空間の中での自分の位置を把握しています。
しかし画面を見続ける生活では、
その機会が極端に減ってしまいます。
すると体は、
「今の姿勢や位置が本当に安全なのか」
を判断しにくくなります。
■ 視覚の不安定さは、首や肩に集まりやすい
視覚の情報が頼りにくくなると、
体は別の方法で安定を保とうとします。
そのひとつが、
首や肩まわりを固めることです。
・頭を動かさないようにする
・視線を固定するために首を緊張させる
・上半身全体で姿勢を支えようとする
こうした反応が積み重なることで、
首や肩の筋肉は常に働き続ける状態になります。
結果として、
肩こりや首こりが慢性化しやすくなるのです。
■ めまいとの関係も、視覚は深い

めまいというと、
「耳の問題」や「自律神経」
を思い浮かべる方が多いかもしれません。
もちろん、それらも大切な要素です。
ただ、視覚もまた、
バランスを保つための重要な感覚のひとつです。
視覚の情報が不安定になると、
体は空間の中での位置関係をつかみにくくなります。
その結果、
・フワフワする
・地に足がつかない感じがする
・動くと不安になる
といった感覚が出やすくなります。
これは異常というよりも、
体が慎重になっている状態と考えることができます。
■ 視覚の問題=目の病気、ではない
ここで誤解してほしくないのは、
「目が悪いから不調が出る」
という単純な話ではない、ということです。
視力が良くても、
視覚の使い方が偏っていれば、
体への影響は起こります。
また、
視覚だけが原因というケースも多くありません。
・体を動かす機会が少ない
・頭を動かす動作が減っている
・呼吸が浅くなっている
こうした要素と重なり合いながら、
結果として首・肩・自律神経に負担がかかっている
という流れが多く見られます。
■ 不調の原因を「もう一段深く」見るということ
肩こりやめまいがあると、
どうしても「つらい場所」に目が向きがちです。
しかし、
なぜそこに負担が集まっているのか、
という視点を持つことで、
見え方は変わってきます。
視覚の使い方が偏っていないか。
体は十分に動けているか。
安心して動ける状態か。
こうした前提を整えることで、
首や肩に集中していた緊張が、
少しずつ分散されていくことがあります。
■ まとめ
視覚は、
「見るための機能」であると同時に、
体の緊張やバランスを調整するための感覚でもあります。
スマホやパソコン中心の生活は、
知らないうちにその働きを単調にし、
肩こりやめまいといった不調につながっている
可能性があります。
もし、
「姿勢や筋肉を整えても、いまひとつ変わらない」
と感じているなら、
視覚という視点から、
体の状態を見直してみることも、
ひとつの手がかりになるかもしれません。