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からだ想い整体院めぐりの鈴木です。
先日、院内で定期勉強会を行いました。
当院では月に一度、毎回担当とテーマを変えながら勉強会を開催しています。
今回、私が選んだテーマは「気象病と栄養」です。
“気象病と栄養”をテーマにした理由
12月は例年、
・気象病(頭痛・めまい・倦怠感)
・自律神経の乱れ
・朝起きられない
・体が重い
といったご相談が特に増える時期です。
低気圧や寒暖差の影響を受けやすくなる冬は、栄養不足・エネルギー不足・鉄不足などの内的要因が、症状の背景に隠れているケースも多くなります。
施術で体を整えることは当院の大切な軸ですが、冬場は特に「体の内側の材料」が不足し、回復しにくい方が増えます。
そのため今回は、“施術の効果がより発揮される身体の状態をつくるための栄養の基礎”にフォーカスして勉強会を行いました。
今回の勉強会の内容を少しご紹介します。
詳しく知りたい方は、過去のブログにもまとめてあるのでこちらをご参照ください。
→【頭痛が治らない本当の原因】 薬では改善しない“血管のゆるみ”と日常習慣の落とし穴
今回の勉強会では、気象病と栄養の関係を、
「なぜ起きるのか」
「どう見立てるのか」
「どんなサポートができるのか」
この3つの軸で整理していきました。
栄養の分野は専門用語が多く、難しい印象を持たれがちですが、私たち施術家がまず押さえておくべきポイントはシンプルです。
■ 勉強会で共有したポイント
① 気圧の変化で体の中では何が起きている?
・低気圧の日にしんどくなる理由
・酸素分圧が下がると血管が拡張しやすい
・調整力が弱い人はめまいや頭痛が出やすい
この「体が気象変化にどう反応するのか」という基礎は、患者さんにも伝えやすいポイントなので、改めてみんなで整理しました。
② 栄養不足が“気象病を重くする”理由
・朝起きられない
・疲れが取れない
・天気で左右される
これらの背景には、
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副腎(ストレス耐性)
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血糖の乱れ
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鉄不足
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ATP(エネルギー)の低下
が関わってきます。
施術をしていると「整ったはずなのに、また戻りやすい」という方が一定数いますが、そういう方ほど“体の内側のエネルギー不足”が隠れています。
③ 施術 × 栄養で改善が進みやすくなる理由
施術で体を整えると、血流・呼吸・姿勢・神経の反応が良くなります。
ただ、その良い状態を“維持できるかどうか”は、
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しっかり食べているか
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鉄は足りているか
-
エネルギーが不足していないか
などの栄養状態も大きく関係してきます。
■ なぜ、院でこうした勉強会を続けているのか?
当院では、月に一度テーマと担当を変えて勉強会を行っています。
施術の練習の日もあれば、問診の組み立て方を磨くこともあり、今回のように季節的に必要な知識を扱うこともあります。
どのテーマにも共通しているのは、患者さんにとって「より良いサポートができる院であり続けること」というシンプルな目的です。
症状だけを見るのではなく、その方の生活や背景まで含めてサポートできる院でありたい。
そのために、スタッフ全員で知識や技術をアップデートする時間をこれからも大切にしていきます。