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からだ想い整体院めぐりの鈴木です。
猫背、反り腰、巻き肩、ストレートネック…。
姿勢を良くしようと意識しているのに、気づいたら元に戻っている——
そんな経験はありませんか?
実は、姿勢が崩れてしまう原因は、
「姿勢が悪いから」ではなく、“呼吸の乱れ”が先に起きていることが多いのです。
姿勢を正しても戻ってしまうのはなぜ?
背筋を伸ばす
肩を引く
お腹を引き締めて立つ
こうした努力は、見た目の姿勢を一瞬よく見せることはできますが、長続きしません。
その理由は、呼吸が整っていないからです。
呼吸が整っていない姿勢は、体にとって“苦しい姿勢”。
だから、元の姿勢に戻ろうとしてしまいます。
まずは、「姿勢が崩れるしくみ」を知ることが大切です。
姿勢が崩れるしくみは「呼吸」から始まる
姿勢が崩れるのは、意識や努力不足ではありません。
日々の生活で、私たちの呼吸は知らないうちに乱れていきます。
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ストレスや緊張
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スマホ・PC時間の増加
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浅い呼吸のクセ
-
口呼吸や胸式呼吸
これらが積み重なると、呼吸は浅く・速くなり、息を“吸いすぎる”状態になります。
呼吸が浅くなる
↓
吸う量が増える(過呼吸傾向)
↓
うまく吐けない
↓
横隔膜・腹筋群が働かない
↓
体幹が支えられない
↓
姿勢が崩れる
つまり、姿勢の問題は“結果”。
スタート地点は 呼吸の乱れ なのです。
呼吸と姿勢は“お互いを悪化させる関係”にある
ここで、もうひとつ大切な視点があります。
実は、呼吸 → 姿勢だけでなく、
姿勢 → 呼吸 の方向にも影響します。
姿勢が崩れる
↓
胸郭やお腹が動かない
↓
呼吸が浅くなる
↓
吸う量が増える(過呼吸傾向)
↓
さらに姿勢が崩れる
このように、呼吸と姿勢は 悪循環を生む相互関係 になっています。
だからこそ、姿勢だけ整えても、呼吸が整っていなければすぐ元通り。
逆に、呼吸が整うと姿勢は自然と変わり始めるのです。
姿勢タイプ別「呼吸のクセ」
多くの人が悩む姿勢は、呼吸の乱れとセットで起こります。
✅ 猫背タイプの呼吸の特徴
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胸がつぶれて広がらない
-
首肩で息を吸う(肩が上がる)
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横隔膜が働きにくく、浅い呼吸になりやすい
→ 頭痛・肩こり・巻き肩とセットで起こりやすい
✅ 反り腰タイプの呼吸の特徴
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息を吸うとお腹が前に突き出る
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腹圧が前に逃げ、腰で支える
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背面の筋肉が常に緊張
→ 腰の張り・反り腰・下腹ポッコリになりやすい
どちらのタイプにも共通しているのが「横隔膜が働いていない」状態にあるということ。
呼吸が整うと姿勢は勝手に変わる
横隔膜が正しく働くと、お腹の圧(腹圧)が前後左右に均等に広がります。
すると体幹が安定し、背骨が本来のカーブに戻りやすくなります。
呼吸が整うと、こんな変化が起こります。
-
背筋を伸ばさなくても、姿勢が自然にスッと整う
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肩の力が抜け、胸が開きやすくなる
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腰の反りが改善し、お腹に力が入りやすくなる
つまり、呼吸は姿勢を整える“内側の土台づくり”。
ストレッチや筋トレより先に呼吸が整うことで、姿勢は「頑張らなくても保てる状態」になります。
今日からできる|姿勢が変わる呼吸ワーク
姿勢改善の第一歩は、呼吸のリズムづくりです。
🟢 5-5-5呼吸法(1日3セット)
1)鼻から5秒吸う
2)鼻から5秒吐く(難しければ口でもOK)
3)吐き切って5秒止める
ポイントは、深く吸うのではなく ゆっくり行うこと。
横隔膜が働きやすくなり、体幹が内側から支えられます。
姿勢を変える前に“呼吸を変える”。
これが、戻らない姿勢づくりの近道です。
まとめ:姿勢改善の入口は「呼吸」
-
猫背・反り腰が戻ってしまう
-
肩こり・腰痛・頭痛が繰り返す
-
姿勢を正しても続かない
そんなときは、呼吸が乱れているサイン。
呼吸は、筋肉・神経・内臓・姿勢すべてをつなぐハブ。
呼吸が整えば、姿勢は自然と変わり始めます。
痛い場所ではなく、“呼吸”を見ること。
そこから体は、確実に変わり始めます。
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博多からだ想い整体院めぐり
〒812-0011
福岡県福岡市博多区博多駅前3丁目12-3
玉井親和ビル 3-B
執筆者:鈴木 貴英(柔道整復師・トレーナー)
呼吸と動作の再教育を専門とし、慢性痛・自律神経・姿勢改善にアプローチ。
「体の感覚を取り戻す」ことをテーマに、心身の調和をサポートしています。
